世田谷区×経営学部 「食品ロス削減」アイデアコンペ企画の最終成果報告会を実施

駒澤大学経営学部では、世田谷区清掃?リサイクル部とコラボレーションし、食品ロスの削減に向けたアイデアコンペ企画を実施しています(昨年12月に行われた学内予選の模様はこちらから)。本企画のフィナーレとして、予選を勝ち抜いた4チームによる最終成果報告会が2023年1月31日(火)に開催されました。

開会にあたって、世田谷区清掃?リサイクル部長からは、世田谷区の清掃?リサイクル部における取り組みの現状、ごみ問題の普及啓発の難しさについてご説明いただくとともに、学生らしい柔軟なアイデアへの期待を寄せていただきました。

報告者として登壇したのは、中村公一ゼミ?小野瀬拡ゼミに所属する学生です。青果の調理工程で発生する過剰除去への関心?理解を高めるためのメニュー提案(まるごとりんごチップス?星くずを添えて?)、食品ロス削減への意識づけをねらいとした「#冷蔵庫の中身コンテスト」の提案、世田谷区内におけるフードシェアリングアプリの加盟店増加施策など、いずれもユニークかつよく練られた企画が発表されました。

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最終成果報告会には、世田谷区清掃?リサイクル部の職員の方々にご出席いただきました。企画の継続可能性、予算の観点からの実現可能性、個人情報保護の重要性など、清掃?リサイクル行政のプロならではの視点から、多角的なご意見?アドバイスを頂戴しました。

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4チームの中で、最も優れた企画を提案したチームに対しておくられる「世田谷区清掃?リサイクル部長賞」を獲得したのは中村ゼミ1班です。「食品ロス×自由研究?アップサイクルで理解度アップ!?」と題した提案の中では、過剰除去を行わない調理体験、普段なら捨ててしまう部分を使って染物体験をするアップサイクルの取り組みが提案されました。特に興味を引いたのは、これらの体験を題材としてレポートを書くことで、1日で夏休みの自由研究が完結できるというパッケージ企画になっている点です。自由研究の手伝いに毎年頭を悩ませる親御さんにも嬉しい企画になっています。

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閉会にあたり、中村公一学部長からは、これまでの世田谷区との共同プロジェクトの振り返りとともに、今後も経営学の知見を社会的課題の解決に資することの重要性が強調されました。今回提案した企画の実現に向けて、経営学部では今後も世田谷区の皆様とのコラボレーションを進めてまいります。今後の活動にもご期待ください。

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(H.O.)